岡山県瀬戸内市で「聴覚ケアの啓発イベント」が開催されました
聴覚検診車「Audika GO」の運行も開始
4月13日(土)に岡山県瀬戸内市の瀬戸内市中央公民館ホールにて、聴覚ケアと聴力スクリーニングの啓発・体験型イベント「ハレの国 岡山での聴こえのセミナー」が行われ、約60名の市民の皆さまが参加されました。
主催は岡山県耳鼻咽喉科医会、共催として岡山大学病院 聴覚支援センター、後援には、せとうち難聴者の会が参画し、新日本補聴器は協賛として、聴覚検診車「Audika GO」の展示とご紹介、本イベントの運営を支援しました。
会場には、聞こえに悩みがある方のために、情報保障として要約筆記のモニターを舞台上の向かって左手に設置しました。
今回のイベントは、岡山大学病院聴覚支援センターの片岡祐子准教授が県内で進めている高齢者難聴対策プロジェクトの一環として実施されたものです。岡山県下でも、耳鼻科専門医がいない等の理由で受診機会が限られる20市町村に聴覚検診車を派遣する、という取り組みのキックオフイベントです。
当日の基調講演では、片岡祐子先生が「聴覚活用の重要性」という演題で加齢性難聴を巡る現状、難聴を放置することのリスクや早期発見の意義などを、スライドを使ってわかりやすく解説されました。
続けて、新日本補聴器、代表取締役社長の木下 聡より、ダイアテックジャパン株式会社が販売する簡易聴覚検査機器、オトキオスクによる簡易聴力スクリーニングとそれらの最新機器を搭載した聴覚検診車「Audika GO(オーディカ ゴー)」をご紹介しました。
今回の取り組みでは「耳鼻咽喉科が少ないエリアの方々(特に高齢者などでわざわざ遠方まだいけない方)のために『Audika GO」で出向き、ご自身や身近な方の聞こえに関心をもってもらうことを目的としています。まずは『Audika GO」で簡易聴力スクリーニングを受け、もしもリファー(要検査)と出たら耳鼻咽喉科を受診、さらに詳しい診断を受け、難聴の早期発見・早期介入につながることを目指しています」と述べました。
その後、質疑応答の時間には、聴覚に関する疑問やご自身の悩みを数名の方が先生にご質問されました。
セミナー前後に会場前のホワイエで行われた聴力スクリーニングにも多くの皆さまが参加、ご自身の現在の難聴を確認されていました。中には、数十年以上聴力測定をしておらず、ご自身で全く自覚がない中で、聴力が衰えていることを今回のイベントで認識された方も多くいらっしゃいました。
また、会場となった瀬戸内市中央公民館の駐車場に展示した「Audika GO」にも、多くの方に見学いただきました。実際運行したら友人や家族を誘いたい、いつから走るのかといった声や質問も多数いただき、関心の高さが伺えるイベントとなりました。
当日の様子は、地元で最も購読率の高い山陽新聞と、岡山放送(OHK)にご取材いただき、以下のような報道がありました。さらにYahooニュースや、Gooニュースなどにも転載され、拡散もされました。
「Audika GO」は今月以降、まずは岡山県内を中心に稼働を開始します。
「Audika GO」の運行状況は、当社ホームページ内の下記ページからご確認ください。
もし、「Audika GO」が皆さまのお近くのエリアに来たら、是非お気軽にお立ち寄りください。
*「Audika GO」運行状況のページリンク
リンク集
山陽新聞デジタル
加齢性難聴 早期発見へ検診車派遣 岡山大病院など 専門医不在地域に
Yahooニュース
加齢性難聴 早期発見へ検診車派遣 岡山大病院など 専門医不在地域に(山陽新聞デジタル)