難聴の兆候を意識する
難聴をできるだけ早く改善することは、生活の質全体と長期的な健康によい影響を与えます¹。
次のような症状に気づいたら、すぐに聴覚ケアの専門家に相談することをおすすめします。
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グループの会話についていくのが難しい
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会話の相手に同じことを繰り返してもらう
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周りの人がブツブツ言ったり、静かに話したりしているように見える
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テレビ、ラジオ、電話の音量を上げる必要がある
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会話相手が自分にまっすぐ向いていないと、相手が何を言っているかがわかりづらい
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集中して聴いているので一日が終わるとぐったりと疲れてしまう。
難聴の症状にどう対処するか
- 少しでもご自身の聴こえに不安を感じるようなことがあれば、最寄りの耳鼻咽喉科クリニック、または補聴器専門店で聴力チェック(スクリーニング)を受け、難聴の可能性があることを確認することをおすすめします。
- そのうえで、より詳しい聴力測定(フルスクリーニングテスト)を行い、難聴の種類や程度(どのような音が聞き取りづらいのか、どの程度の大きさの音ならきこえるのかなど)を明確にし、対処の方針を専門家とともに検討するようにしてください。
新日本補聴器では以下の二つの聴力測定の方法を
用意しています。
- 簡易的に実施できるセルフチェック:タッチパネル式の大型モニターに表示される指示に従いながら3分程度の短時間で実施できる簡易スクリーニング(一部店舗のみ)
- 周囲の騒音を遮断した防音室のなかで、専門スタッフの指示に従いながら異なる周波数帯域ごとに聞き取ることができる最小レベルの音(可聴閾値)を確認するフル聴力測定
さらに、購入された補聴器が狙い通りの効果をもたらしてくれるかどうかを確認するための補聴器効果測定を実施します。聴力レベルの確認にとどまらず補聴器をつけた状態での聴こえのレベルを定期的に測定しながら、お客様がより良い聴こえを取り戻し、安心で健全な生活を送ることができるように継続的なサポートをしていきます。
聴力を改善するために
動き出す
難聴がある場合は、聴こえづらさについての負担だけでなく、家族や友人、知人とのコミュニケーションが上手くできなかったり、コンサートやイベントなどの騒がしい場所への参加なども消極的になりがちです。それらの精神的な変化は、社会的な活動から遠ざかり始める兆候かもしれません。やがて、家に引きこもることが多くなり、孤独感や孤独感につながる可能性があります。まずは、聴力の改善に対して一歩を踏み出してください。聴力を改善するための最初のステップは、 新日本補聴器グループの販売店で無料の聴力測定を受けることです。
難聴の方へのアプローチ
友人や愛する人にその人の難聴について話題にするのは難しい場合があります。話題としてとりあげるのに良いタイミングを見つけることが重要です。難聴の悩みは彼らにとってデリケートな話題であるかもしれないということに留意してください。難聴のせいで自信を失い神経質になっている可能性もあります。彼らへの対応は思いやりを持って慎重に行う必要があります。以下に難聴の方へアプローチする際のヒントをいくつか紹介しましょう。
- 会話の準備をする
- 話しやすい場所を見つける
- 思いやりとサポートを示す
- 聴覚の健康を改善するために、正しい方向への一歩を踏み出せるようサポートしてください
補聴器で
新しい生活が始まる
最新の補聴器は、聴力の改善にこれまで以上に効果を発揮しますが、 聴力を完全に回復するわけではありません。しかし、補聴器を使うことによって自然な聴こえに近づくことは可能です。補聴器を使用しない場合よりも、聴力の大幅な改善が期待できるだけでなく、さらに、生活の質、自信、社会参加を向上させる可能性もあります。
難聴の隠れたリスク
難聴はさまざまな形で人々に影響を及ぼしますが、多くの研究では、難聴を放置することでさまざまな感情的および社会的影響があると言われています。そのうちのいくつかは次のとおりです。
- 社会的交流の減少と孤独感
- 記憶力の低下と新しいタスクを学習する能力の低下
- 職場や学校でのパフォーマンスの低下
- 疲労、心配、ストレス、うつ病
- 意識の低下と個人の安全に対するリスクの増加(運転中など)
- 認知機能低下のリスク増加
補聴器を利用するメリット
補聴器の装用は聴こえやすさだけではなく、精神面や生活面にも積極的なプラスの影響があげられます。
あなたの聴こえに合った補聴器を手にすることで、お客様の日常にいくつもの変化が期待できるでしょう。
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良好な人間関係を築く
難聴の方は、会話をしている相手の言葉が聴き取れないためにコミュニケーションに消極的になっている場合があります。補聴器を使うことで、積極的に家族や友人との交流がはかれ、良好な人間関係が築くことができるでしょう。
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積極的に新しい世界へ
今まであきらめていた新しい趣味やイベントなども、補聴器を使うことで安心して参加できるようになるかもしれません。新しい体験をし、新しい出会いがあり、会話も弾めば仲間も増え、充実した毎日を過ごせます。
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精神に余裕が生まれる
難聴の方は、聴こえにエネルギーを費やすことで消耗してしまい家族の助力が必要な場合があります。 補聴器で聴こえが改善すると、今まで家族に頼っていたことが自分でできるようになり、自分に自信がもてるようになります。