難聴の程度を比較する
難聴の重症度は通常、次の2つの方法で測定されます。
1. ラウドネス(音量): 音が聞こえるためにはどのくらいの大きさが必要ですか?
2. ピッチ(音の高低): どの周波数が聞き取りにくいですか?
以下は、一般的に使用される難聴レベルの主なカテゴリと、特定のレベルで聞こえなくなる可能性がある音の例です(音量とピッチに基づく)。
難聴のレベル | デシベル | 症状 | 聴き逃しそうな音 |
---|---|---|---|
正常な聴覚 | ≤24dB~ | 自覚的難聴の症状がない | 自覚的難聴の症状がない |
軽度の難聴 | 25~39dB | 静かで穏やかな会話や周囲の騒音がある状況は理解しにくい | 時計のカチカチ音 |
中等度の難聴 | 40~69dB | 中等度の難聴がある場合、聴こえの程度が良い方の耳で聞こえる最も静かな音は40~69dBです。ラジオやテレビでは、より大きな音量レベルが必要です。 | 掃除機 |
高度の難聴 | 70~89dB | 高度の難聴がある場合、聴こえの程度が良い方の耳で聞こえる最も静かな音は70-89dBです。 | 赤ちゃんの泣き声 |
重度の難聴 | ≥90dB~ | 重度の難聴がある場合、聴こえの程度が良い方の耳で聞こえる最も静かな音は90dB以上です。増幅されたデバイスや音声を聴いて理解することが困難または不可能。 | 飛行機 |
難聴の症状を理解する方法
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難聴の兆候についてさらに調べる
難聴の一般的な兆候を理解することは、早期発見に役立ちます。
聴力図(オージオグラム)を読む
オージオグラムは、総合的な聴力評価の結果を表示するグラフまたはチャートです。
横軸は、テスト中に再生されたサウンドのさまざまなピッチ(音の高低)を示します。この軸はピアノの鍵盤のように配置されており、グラフの左側に低音、右側に高音があります。
縦軸は、ラウドネス(音の大きさ)を示し、グラフの下に行くほど増加します。グラフ上の点は、各ピッチで音が聞こえるために必要な音の大きさを示します。
(〇) は右耳を表し、(×) は左耳を表します。
一般的に加齢の過程で徐々に難聴は進行します。これを放置すると、難聴はメンタルな刺激の低下や孤立感を引き起こす可能性があります。難聴を処置しコントロールすることは、脳が日常生活に積極的に関与し続けることに役立ち、生活の質を向上させます。
難聴に気が付いていながら補聴器の購入を先延ばしにしているのは、あなただけではありません。最初の一歩を踏み出すのは難しいかもしれませんが、できるだけ早くアドバイスを受けることをおすすめします。難聴の初期段階で積極的にサポートを求めることは、現在だけでなく、長期的に良い聴こえを維持するために有益です。
聴力を改善するための4つのステップ
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2. 最新の補聴器技術の機能と利点について学びましょう。
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3. 補聴器の代金と各種購入補助制度を理解する。
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4.無料で最新の補聴器を2週間お試しいただけます。
難聴のレベルに関するよくある質問
- どの程度の難聴であれば補聴器が必要ですか?
- 一般的に、軽度から重度の難聴を持つ人は補聴器のメリットを受けることができます。しかし、難聴は個人特有の複雑な病状であり、また、時間の経過とともに変化する可能性があります。さまざまなタイプの難聴を理解し、その状態を把握することが難聴に対処する適切な方法を見つける第一歩となります。
- 難聴の診断をいつ受けるべきですか?
- 難聴の兆候や症状について学ぶことは、自分の症状を理解し認識することに役立ち、生活の質を向上させる第一歩になります。もし、難聴の兆候に気づき始めたら、すぐに耳鼻咽喉科の医師に相談することをおすすめします。早期の対処ほどより効果的です。
- 重度難聴にはどのような補聴器が利用できますか?
- 補聴器は難聴に対処する際の解決策となりますが、重度の難聴を抱えている人の中には、補聴器を装着していても聴こえづらく感じる人もいます。このような場合、耳鼻咽喉科の医師はインプラント(人工内耳埋め込み術)を検討するかもしれません。 まずはお近くの耳鼻咽喉科へご相談することをおすすめします。